フランツ・ソーモン ロゼ ペティアン ラ カーヴ ス ルビフ[2020](ネゴス)
Frantz Saumon Rose Petillant Le Cave Se Rebiffe20
タイプ | ロゼ(微発泡ロゼ) |
産地 | フランス/ロワール地方 |
品種 | グロロー 100%(アンジュー産) |
容量 | 750ml |
20年はガメイが熟しすぎたためアンジューのグロローのみをプレスしステンレスタンクで1 ヶ月発酵、糖と酵母が残った状態で20年10月に瓶詰めし、21年6月にテゴルシュマンしました。淡いアセロラピンク色、しっかりとした泡立ち、火打石やチェリーの香り、爽快なアタックにミネラリー、するすると流れるテクスチャーに心地良いビター感がアクセントとなっています。
ロワール地方トゥールから東側にロワール河とシェール河の間に広がるACモンルイは1938年に認定され、シュナンブランで辛口から甘口までの白ワインを生産しております。M.Jacky BLOTの出現から始まり、今は亡きStephane Cossaisをはじめ色んな生産者がこのACの認知度を高めてきました。フランツ・ソーモンは2002年からワイン造りを始めた醸造家で、今ではDomaineだけの生産量では足りなく2009年からネゴシアンの会社Un Saumon dans la Loire(アン・ソーモン・ダン・ラ・ロワール)を設立し、意欲的に活躍しております。無農薬の農法に興味が有り、シュナンブランに挑戦したいとモンルイを選びました。畑で無農薬の仕事はきりがありません。彼の畑は4haですが、オーナーが無農薬とは全く反対の農法を行っていたので、1年目は仕事がエンドレスな状態でした。予算の関係もあり、最初から畑は購入できません。1haを購入し、残り3haは借りました。この3haも将来的に購入予定です。4haをたった1人で化学肥料から無農薬へ切り替える作業が大変なのがご想像頂けますでしょうか?本当に朝から晩まで畑とにらめっこです。このように沢山のエネルギーを頂いた畑から取れたブドウは格別です。彼の畑は毎年毎年、質が向上しております。久しぶりに彼のモンルイを飲んだら、2002年当時のワインより、グッとグッと洗礼された素晴らしいワインになっております。私の中ではいつまでも若きフランツが印象的ですが、今ではもう大御所の仲間入り、GregoryLeclear氏もフランツの所で見習いとして働いてたことがあり、若手醸造家を育てどんどん指導する立場に回っているのです。丁度脂の乗っている充分な経験を積んだ醸造家。