ダリオ・プリンチッチ ヴィノ・ビアンコ[2019]
Dario Princic Vino Bianco19
タイプ | 白ワイン |
産地 | イタリア/フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア |
品種 | シャルドネ、ソーヴィニヨン、ピノ・グリージョ |
容量 | 750ml |
世界的にも「オレンジワイン」として人気となった「コッリオ」。有名生産者が揃うが「ダリオ・プリンチッチ」の ワインはその中でも個性的。「ヨスコ・グラヴネル」の親友であり、「スタンコ・ラディコン」やラ・カステッラーダの「ニーコ」とは同級生。仲良しの造り手達は歴代ワイン造りの家系。「ダリオ・プリンチッチ」は違った。若い頃は近隣のレストランやホテルに食材や「グラヴネル」「ラディコン」 のワインを卸す仕事をしていた。
『サラミ、チーズ、ワイン。地元の職人による美味しいものだけを扱っていた。美味しいものを知ることはワイン造りで最も大切』
友人の造り手達のワインが人気になっていく中、ワイン造りへの情熱を抑えられず、1993年にワイン造りを開始。『栽培、醸造の技術的なことの多くはスタンコ・ラディコンから教わった。彼のワインが一番好きだったし、一番シンプルだったから』
コッリオの人気生産者の中で最も歴史の浅い造り手 だが独特の個性で今や大人気。
ダリオのカンティーナがあるゴリッィア付近は第二次世界大戦で激戦地となり、6,000人以上の人が亡くなります(ダリオのカンティーナからは戦死者達の慰霊塔が見られる)。終戦後、1947 年にはイタリアに返還。イタリア政府はスロヴェニア人を冷遇し、イタリア語を公用語にする政策を進めたので、イタリア語が多くなったが、普段の会話はスロヴェニア語。
畑はコッリオを中腹、自宅周辺に所有。20年以上、一切化学薬品を使用していない。この地特有の「ポンカ」と呼ばれる石灰岩に白亜紀初期から第三紀斬新世の泥岩や粘土土壌が見られます。醸造はシンプル。収穫したブドウは木製の開放醗酵槽に投入。自然酵母のみで醗酵。区画毎に分けて醗酵。
部開放発酵桶ですべて一緒に発酵、4日間のマセレーション後、ステンレスタンクで熟成。翌年春に若干の熟成したワインをブレンドして休ませた後ボトリング。一切の化学薬品の不使用(有機の堆肥を3年に1回程度)。醸造も自然まかせ。温度管理はせず、天然酵母のみで発酵。