ラ フェルム デ セット リュンヌ VdF サンジョセフ ルージュ プレーヌ リュンヌ[2017]
La Ferme des Sept Lunes St Joseph Rouge Pleine Lune17
タイプ | 赤ワイン |
産地 | フランス/コート デュ ローヌ地方 |
品種 | シラー |
容量 | 750ml |
「満月」と名付けられたキュヴェ。サン ジョセフのAOCの中でも最も北部に位置する区画で、花崗岩土壌で南向きの斜面に位置する区画。除梗したブドウをコンクリートタンクで発酵させ、500L樽で12ヶ月間熟成させた後、3〜4ヶ月間タンクに移し、大きな容量の容器内で熟成。40ヘクトリットル。
明るめのガーネット色。抜栓したてから香りが開いているのが印象的で、ラズベリーやカシス、ブラックベリーと言った赤と黒の小粒な果実の香りが真っ先に飛び込んできます。スミレやバラと言った濃厚な花のフローラルなタッチと、黒胡椒や中東系のエキゾチックなスパイス香が特徴。サン ジョセフ的なダイナミックさがあるワインで、煮詰めたジャムの様なベリー感としっかりしながらも丸いタンニン、背後を支える明瞭な酸と良い南仏ワインの必要条件を兼ね備えています。全体のバランスがしっかりと取れており、素直でフレッシュなアフターと非常に長い余韻を感じることが出来ます。
久し振りの登場となる洗練された液体と新たな挑戦を感じられるセット リュンヌから新着ワインが到着。
数年前に南仏らしからぬソワフな液体と挑戦的なワイン造りで人気を得ていたラ フェルム デ セット リュンヌが以前の魅力そのままに、新キュヴェを引っさげて復活しました。 以前もサン ジョセフとは思えない、非常に柔らかでスルスル飲めてしまう魅力的なシラーを造り出す生産者として、非常に引き合いの強い生産者でしたが、今回は初のオレンジワインや、酸化熟成させたサンジョセフ ブランの格下げものなど、おとなしいソワフなワインだけでなく、新たな挑戦として尖ったワインも造り出してきました。
※ドメーヌ名にリュンヌ(月)と名づけたのは、月の作用を醸造に活用したビオディナミを用いていることに由来します。
La Ferme des Sept Lunes は、ヴィエンヌとヴァランスの間に位置するサン ジョセフの最も標高の高いエリアに10haのブドウ畑を所有する生産者です。1984年に現在のオーナーであるジャン・デロブル氏の祖父によって設立されました。このドメーヌは、1997年にジャンによって有機栽培とビオディナミに転換されたのですが、ジャンがビオディナミ栽培に注目したのは、醸造学校時代に同級生だったルネ=ジャン ダール氏の影響が非常に大きかったと言います。
ブドウは全て手摘みで収穫され、培養酵母は使用せず、自然酵母で発酵させ、無濾過で仕上げられます。それぞれのキュヴェは、主に花崗岩の土壌に植えられたシラー、ルーサンヌ、マルサンヌ、ヴィオニエ、そして少しのガメイで構成されています。