レ グランド ヴィーニュ VdF ル プティ ヴァイラン[NV]※バックラベルに2019表記(醸造開始が19年の為)
La Ferme des Sept Lunes St Joseph Rouge Pleine Lune17
タイプ | 赤ワイン |
産地 | フランス/ロワール地方 |
品種 | グロロー・ノワール 50%、カベルネ・フラン 50% |
容量 | 750ml |
全部で10以上のキュヴェを造るレ グランド ヴィーニュの中から、自らの名前を冠したル プティ ヴァイランが入荷。
ドメーヌのオーナーであるヴァイラン家は17世紀以来、代々この土地を受け継ぎ、ワイン造りに全力で取り組んできました。ある時までは、普通のクラシックなワインを造っていましたが、ビオディナミのサロンでラ フェルム ド ラ サンソニエールのワインを飲み、衝撃を受けます。「我々もこの様な素晴らしいワインを生み出して行かなければ!」と一念発起し、2008年からビオディナミに転換し、家族全員で実践しています。
彼らがビオディナミで栽培している畑は50haに及び、その広大な畑には様々な特徴を持った区画があり、片岩質、石英、キンメリッジ、砂質、砂利質など、土壌を構成する様々な性質に合わせてブドウ品種を植樹してきました。醸造中はワインへの介入を殆ど行わず、残糖のあるワインを除き、全てのワインは亜硫酸塩を添加せず、ノンコラージュ、ノンフィルターで瓶詰めを行います。澱引きと瓶詰めは、ビオカレンダーに基づき、果実の日を優先して行います。全てに対して謙虚さを失わず、日常的に飲むことが出来るクオリティを継続していくことを目指しています。
貝殻の入った粘土質のシルト土壌。2018年のグロロー ノワール25%、カベルネ フラン75%(そのうち、2018年75%、2019年25%)のブレンド。平均収量40ヘクトリットル。2020年1月9日に瓶詰め。
抜栓直後は若干還元していますが、5分程度のスワリングで消えます。ブラックベリーやカシスの様なフレッシュな黒系果実のニュアンスに、小気味良い酸がバランスよく感じられます。カベルネ フラン由来の茎っぽいニュアンスも感じられますが、青っぽい訳ではなく、熟したフラン独特の特徴が出ています。ソワフなニュアンスを消さないよう、軽やかに仕上げられており、スルスルと飲み進められるワインになっています。これからの暑くなる時期に少々冷やし目の12℃位で飲むことをおすすめします。
相性の良い料理として、脂の少ない肉(豚、鶏、赤身の牛)のグリル、シャルキュトリー、青カビ系チーズなど。