キュヴェ名のs+sは区画名の頭文字を取ったもので、 Sohlenberg（ソーレンベルグ）とSiebenweg（ジーベンヴェグ）の2区画から収穫された事を表しています。Schieferberg（シーファーベルグ）に位置し、起伏のある山の中腹に拡がる火山性堆積物の混じった軽い砂質土壌。標高400mの区画。トマ曰く、特別なミクロクリマを持つ区画で、特別な拡がりを持つ抜群な葡萄が収穫されるとの事。手摘みで収穫後、全体量の30％分全房、70％を除梗して12日間のマセラシオン。この事で果汁に風味と複雑な香りが吹き込まれるとの事。その後、フレンチオークの古樽で1年間樽熟成を経て瓶詰。クリアなラズベリーレッドの外観。イチゴやワイルドベリー、フランボワーズソースなどの煮詰めた香り。徐々にミントなアニスの香りも膨らみ、複雑さが増していきます。味わいは、シルキーでシットリ感のある質感が素晴らしく、スムースな飲み心地。ブラックベリーやフレッシュなブルーベリー等酸の有る黒系果実の味わいがしっかりとあり、アフターに感じられるほんのちょっとしたビターさがアクセントに。果実味とタンニンの溶け合った滑らかな味わいが、良いピノノワールを飲んでいる満足感に溢れます。大きめのグラスでキノコや白身系の肉をローストした料理などと良い相性を魅せます。