マリア・ボルトロッティ アルマンド[2017]
Maria Bortolotti ARMANDO17
タイプ | 赤ワイン |
産地 | イタリア/エミリア・ロマーニャ |
品種 | バルベーラ50%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%、コロリーノ10% |
容量 | 750ml |
【味わい】
マティルデよりも熟成期間が長く、凝縮感がありエレガントな味わい。バルベーラの伝統的な味とカベルネの国際的な味に、トスカーナ原産のコロリーノをプラスすることで、独自性を出したいと思いブレンド。
【醸造】
除梗、破砕後、セメントタンクで20日間のマセラシオン。ステンレスタンク熟成。
≪マリア・ボルトロッティって?≫
マリア・ボルトロッティがあるのはイタリア エミリア・ロマーニャ州の中でも東端のコッリ・ボロネージ。彼のぶどう畑があるゾーラ・プレドーザの丘陵地帯はその付近で最もぶどう造りに適した土地として1000年前の文献にも名前が記載されていた。
コッリ・ボロネージは80000haほどの広大な産地だが、本当に自然な造りをしているのは10蔵ほどと言われている。当主のフラヴィオ・ボルトロッティは1965年生まれの53歳。将来を見据えたフラヴィオが中心となり、1992年からオーガニック栽培を開始、間もなくビオディナミコも開始。
自然な造りがモットーで、誰が飲んでも美味しく気軽に買える価格のワインを造ろうと日々邁進している。
【畑】
例えばバルベーラが植わっている畑は、何万年も太陽を浴び続けている古い赤土粘土質(石灰分は少ない)で川の氾濫などによる侵食の影響を全く受けていない土地。緩やかな斜面の為、地表面も流されることがない。石灰質が少ない利点は根っこが地中深くまで伸びやすい。欠点は香りが出にくいと言われているが、ビオディナミコをすることでぶどう以外の要素もすべて吸収できるので、土壌に関係なく色々な香りがでる。
【ワイナリー】
醸造設備はいたってシンプル。
これだけ??と思うほど最先端のマシンとは縁遠いワイナリー。フラヴィオ氏は、最先端の機械も複雑な醸造方法も知っているが自身は好まないので使わない。シンプルな作りが心情で、酵母は全て天然酵母!発酵の際にSO2を全く入れないとは言い切れない。
非常に悪い年、カビが見受けられた年(2009年)だけは微量加えた。そもそも、酵母が活動すると必ずSO2は生まれる。
(※SO2無添加のワインはイタリアにも存在しており、それらのワインは本当にSO2無添加かもしれないが、ビタミンCの添加や、天然酵母を使用している訳ではない!フラヴィオ談)
発酵中の温度管理は一切しないが、澱引きをし(タンクを移しかえる)温度を下げる。フィルターは基本的にかけない。コンセプトはワインに手をかけないといこと。説明することが無いと本人が言うほどシンプルなワイナリー。