オレリアン・ヴェルデ ブルゴーニュ・ルージュ アン・リュトゥニエール[2019]
Aurélien Verdet Bourgogne Rouge En Luteniere19
タイプ | 赤ワイン |
産地 | フランス/ブルゴーニュ(ヴォーヌロマネ村の国道を挟んで東側の畑「アンリュトゥニエール」) |
品種 | ピノ・ノワール100%(手摘み/平均47年) |
容量 | 750ml |
凝縮×エレガント父から受け継いだ自然栽培をコトードールで開花。2004年ヴィンテージで鮮烈なデビューを果たしたオレリアンは、ブルゴーニュの若手造り手の中でも実力派として認識されるようになり、多くの愛飲家の期待を一身に受けワイン造りに邁進してきました。2008年にはブドウ購入が大変難しいとされるヴォーヌロマネの畑を幸運にも引き継ぐ機会に恵まれるなど、コートドールでのワイン造りにも情熱を傾けています。「私より強い自然志向」と父のアランも太鼓判を押すオレリアンは、畑には自然肥料しか与えないことで土中の生命を活発化させ、そこから生まれるブドウの視覚、聴覚、味覚など官能特性を引き出しワインに表現しています。高収量を避けるためブドウ樹は短く剪定、初夏には太陽の光を取り込むため部分的に葉摘みを行い、厳選した選果のもと手摘み収穫します。
2008年には最適な衛生状態を保つため醸造所を新装しました。温度管理付のステンレスタンクを導入し、キュヴェゾン(浸漬)時のmout(果もろみ)の温度を完璧に保つことを重要視しています。キュヴェゾンで色とタンニンを最大限に抽出する代わりに、タンニンが出過ぎないようピジャージュは
控えています。これらの作業は目が離せないので時間を要しますが、むやみやたらなブルゴーニュワインの価格高騰を疑問視するオレリアンは「だからこそ品質と価格が見合ったワイン造りをするべきだ」と言います。醸造所の投資額は目を見張るもので、覚悟を据えたオレリアンの眼差しは2007年に会ったときよりも数倍光り輝き、また揺るぎないものへと変化していました。繁忙期に家族の手を借りるぐらいでほとんどの作業を一人でこなし休みなしに働くオレリアン。伝統と革新を地で行く、これからがますます楽しみな生産者です。肩肘張らない自然体の完成度で、綿密なミネラル感、伸びやかな酸、上品な味わいが絶妙のシンフォニーを奏でます。伝統的なオート・コート・ド・ニュイは言うまでもなく、ニュイ・サン・ジョルジュを代表とするコートドールのプリミエクリュと村名ワインは、その年々の気候条件を考慮し、それぞれのテロワールのキャラクターを見事に表現しています。
ヴォーヌロマネ村の国道を挟んで東側にある畑「アンリュトゥニエール」のピノノワールを除梗後、ステンレスタンクで醸しプレス、20日間発酵し228Lの古樽でマロラクティック発酵・熟成を行いました。透明感ある鮮やかなルージュ色、ラズベリー、クランベリーに木樽の香り、上品で華やかなエッセンスに、香り高く丸いタンニンと綺麗な酸味、心地の良いピュアな味わいがアフターを彩ります。
9月20日収穫/除梗後、6日間ステンレスタンクで醸し水平式圧搾機でプレス25hlのステンレスタンクで20日間発酵(ピジャージュ 5回・ルモンタージュ 10回)
228Lの古樽でマロラクティック発酵後、そのまま15ヶ月間熟成
無濾過・無清澄/瓶詰め:2021年2月