レ・ジャルダン・ド・テゼィ ウヌム[2019]
Les Jardins de Theseiis Unum19
タイプ | 赤ワイン |
産地 | フランス/ロワール/VdF ヴァン・ド・フランス |
品種 | ピノドニス50%(手摘み/平均10年)コー 30% ソーヴィニヨンブラン20%(手摘み/平均30年) |
容量 | 750ml |
ラテン語でユナイテッドやユニークを意味するキュヴェ名です。2区画で育つ3品種を80%除梗後アッサンブラージュしグラスファイバータンクでピジャージュを施しながら発酵、225Lと350Lの木樽で
熟成しました。ブラックガーネット色、プラムやフランボワーズにキャラメル香、少し厚めのタンニンと酸味が溶け込んだボディはボリューム感があり、スモーク香が口中に心地よく拡がります。
大先輩のブルノがリタイヤに伴いワイン造りを辞める事を決めました。地元では、あの素晴らしい畑を誰が買うのだろうか?という話題で持ちきり。とっても良い状態ですから誰でも欲しがります。でもブルノが納得した人だけが引き継ぐ事が出来るのです。その矢が当たったのは何とフランス人ではありません。カナダ人とフランス人のカップルです。ご主人のPaul Andre Risseポール・アンドレ・リス氏は1976年、ストラスブールに生まれたフランス人。パリの大学院を卒業した後、カナダの大学院に留学します。5年半カナダに住みましたが、そこで奥様と出会います。彼女はカナダのケベック生まれ、大都会に生まれましたがワイン造りをしたくて、2012年フランス・モンペリエ大学で醸造学を学びます。2014年イタリアのピエモンテでワインの勉強をしてマスターを取得。2015年カナダに戻りワイナリーに勤めました。その時に2人は出会います。2人は一緒にワインを造る事を決意、フランスに出発、2016年ボルドーのシャトーパルメで4月から9月まで働きました。しかしフランスでナチュラルワインに出会い、やはりナチュラルワインを造りたい!と2016年の秋に2人はANJOUのMarc Angeliの所で収穫を手伝いました。Marc にロワールでワインを造りたいと相談したところ、ブルノを紹介され、2017年2人はブルノの所を手伝います。ブルノも彼らを認め、彼らに20年以上ビオディナミで大切に守ってきた畑を委ねる事を決意。こうやって同じ魂を持った人にバトンタッチをしたのです。