ドメーヌ アンリ・ノーダン-フェラン ル・クルー34 ブラン[2020]
Domaine Henri Naudin-Ferrand Le Clou 34 Blanc20
タイプ | 白ワイン |
産地 | フランス/ブルゴーニュ(ヴァン・ド・フランス) |
品種 | アリゴテ100% |
容量 | 750ml |
ドメーヌ アンリ・ノーダン・フェラン
ドメーヌ ビゾのジャン・イヴ・ビゾから彼の奥さんクレール・ノーダンを紹介いただいた。ドメーヌ アンリ・ノーダン・フェランはオート・コート・ド・ニュイのマニ・レ・ヴィレにある。ドメーヌは1850年代から続き、現当主のクレール・ノーダン(ジャン・イヴの奥様)がドメーヌを引き継いだのは1994年。ドメーヌは22haの葡萄畑(オート・コート・ド・ニュイ、オート・コート・ド・ボーヌ、アロース、ラドワ、エシェゾー、ニュイ・サン・ジョルジュ等)を持つ。クレールがドメーヌの指揮を執る中で、これまでのドメーヌのスタイルのワイン造りを行う一方、より自然なワイン造りを実践し、酸化防止剤SO2の添加も極力減らした新たなスタイルのワインを造りたいと考え、夫であるジャン・イヴ・ビゾのコンサルタントの元、キュヴェ・ナチュールという新たならラインが完成した。ワインにはアペラシオンの名称以外に葡萄畑に咲く花の名前やユニークな愛称が付いている。クレールは「どこまでシンプルなワイン造りが行えるかを考えている。本来のワインとは葡萄が発酵して出来たもの。ワインは人工的に造らない事、醸造のテクニックに走らない事が大切と思う。ただし、ワイン造りに人的な介入は無くてはならない。自然に任せっぱなしのワイン造りでは良いワインは出来ない。」と語った。
樹齢100年を含むゴブレ仕立てのアリゴテ種の古木で造られる。INAOの官能検査時にブルゴーニュ・アリゴテらしくないと言われ、造りを変えてまでAOCを取るくらいならと、敢えてヴァン・ド・フランス格付けで世に問うた意欲作。アロマティックな香りと熟したリンゴ、ハーブや白い花の香り。やわらかい口当たりで複雑性もあり、酸や塩味のバランスがお食事に合うワインに仕上がっている。
ル・クルー34はアンリ・ノーダン・フェランがオート・コート・ド・ボーヌに持つアリゴテの5つの区画を合わせたもので、その区画の一つ「ル・クルー」の名前と植樹された年代1934年の34を取って付けられたキュヴェ名。手摘み収穫され、収穫時とセラーの選果台で厳密に選果されたアリゴテは全房のまま水平式の搾汁機で搾汁される。圧搾率は66%。15~18℃に保たれた内部を樹脂でコーティングしたコンクリートタンク内で自生酵母を使用して発酵される。