レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン マコン・ウシジィ[2021]
Les Heritiers du Comte Lafon Macon Uchizy21
タイプ | 白ワイン |
産地 | フランス/ブルゴーニュ/マコネ・マコン |
品種 | シャルドネ100% |
容量 | 750ml |
通常であればマコン・ウシジィ・レ・マランシュとしてリリースするところ、2021年の大幅な収量減少に伴い、複数の区画をブレンドして造られた特別なワイン。2022年ヴィンテージも、同様にブレンドして造るかは未定のため、稀少なワインとなっています。
リンゴやアプリコット、パッションフルーツなどの華やかな果実のアロマが溢れ出します。バニラや白い花のニュアンスも重なる上品な香りです。口当たりは柔らかく、丸もを帯びた質感が心地よく広がります。熟度の高い果実味と繊細な酸味が味わいに深みを与えており、豊潤なスタイルです。余韻にかけては、スパイスの風味も加わり、全体を綺麗にまとめています。
「ムルソーの巨匠」と称され、コシュ・デュリと並ぶムルソーのスペシャリスト、ドメーヌ・デ・コント・ラフォンが手掛けるドメーヌ。1868年、ジュール・ラフォン伯爵によって設立されて以来、代々ラフォン家によって運営され、1987年には現当主、ドミニク・ラフォン氏が醸造責任者になりました。彼は醸造テクニックに偏っていた古い手法を一新し、ブドウ栽培に重点をおいた新しいワイン造りへと改革。自ら畑を耕し、1995年からビオディナミを開始。1998年には全ての畑をビオディナミへ移行しました。
そのような変革が実を結び、コント・ラフォンのワインは世界的に高い評価を受け、その名声と生産量の少なさによって、価格は年々高騰。現在も入手しづらい状況が続いています。そのような中、ドミニク氏は「より身近でより気軽に楽しめるワインを造りたい。」という想いの下、1999年同じくブルゴーニュ地方のシャルドネ発祥の地マコンにレ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンを設立。エリティエールとは、「後継者」という意味であり、世界最高峰の白ワインと称えられる、コント・ラフォンのムルソーのスタイルをしっかりと受け継いだワインを目指しています。
レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンでは、本家コント・ラフォンと同じビオディナミを実行し、100%マロラクティック発酵、ノンフィルターで瓶詰めしています。ムルソーと同じ贅沢な手法で造られるワインは、マコンらしいフレッシュさがありながら、ムルソーを思わせる凝縮した果実やナッツの香り、きっちりとしたミネラル感と上品な酸があり、洗練された一流の風格が感じられます。