カンティーナ・ジアラ モンス・ロニ・カニタム[2020]
Cantina Giara mons roni cannitum20
タイプ | 白(極めてオレンジワイン) |
産地 | イタリア/プーリア州 |
品種 | ヴェルデカ70%、マルヴァジア20%、モスカテッロ・セルヴァティコ10% |
容量 | 750ml |
カンティーナ・ジアラはプーリア州バーリの南、アデルフィアに位置する家族経営の生産者です。ニカッシオ家は19世紀後半から葡萄栽培を続けており、現オーナー、ジョルジョ・ニカッシオは伝統を受け継ぎ古くから続く自然な栽培・醸造方法に則ってワイン造りを行っております。
栽培はビオディナミにて行い、プリミティーヴォを始め、フィアーノやグレコ、マルヴァジアの他、現在では希少な土着品種ヴェルデカなどの栽培を行っております。樹齢は平均60年以上ととても古く、収量も非常に抑えられております。醸造でも、この地域で古くから行われてきた白ワインのマセラシオンや、野生酵母のみを使った発酵、無濾過無清澄での瓶詰めなど昔ながらの自然な醸造を行います。また、SO2の使用は瓶詰め時に極少量(15-20mg/L程度)添加するのみ。
カンティーナ・ジアラではワインを芸術作品と捉え、「葡萄畑の可能性を最大限引き出すには、正しい知識とスキルを持ち、只々誠実に葡萄と向き合い、丁寧に、細かく仕事をするだけ」と、日々畑仕事に励んでおり、そこで出来た健全な葡萄をそのままボトルに詰めたような、品種の個性やテロワールが如実に反映された味わいのワインを生み出しております。
カンティーナ・ジアラの位置アデルフィアは、1927年に統一されるまでの約千年間、「モンス・ロニ」と「カニタム」という2つの地域に分かれておりました。統一後の地名「アデルフィア」はギリシャ語で「兄弟」の意。ライバルであると同時に兄弟として手を取り合って共に歩んできた自分の土地に敬意を払いこの名前をつけました。
柑橘類やエキゾチックなフルーツの果実香に地中海の草花、スパイスの香り。口中ではフレッシュで風味豊かな果実のニュアンスが感じられ、程よい酸味と綺麗なミネラルがバランスよく広がります。
ヴェルデカ種、プーリアの土着品種。ギリシャのラゴルシと同種と考えられています。 20世紀後半に栽培面積が激減し、現在ではバーリやターラント周辺の他、バジリカータ州やカンパーニャ州の一部で栽培。
モスカテッロ・セルヴァティコ種、プーリア州原産の土着品種。ボンビーノ・ビアンコとモスカート・ダレッサンドリアの自然交配種。