シャトー ラフィット・ロートシルト(ロスチャイルド)[2012]
Chateau Lafite Rothschild12
タイプ | 赤ワイン |
産地 | フランス/ボルドー/ポイヤック |
品種 | カベルネ・ソーヴィ二ヨン、メルロー、プティ・ヴェルド |
容量 | 750ml |
1855年の格付けが決定して以来、第1級の首位の座を一度たりとも譲り渡したことのない、不屈の栄光を誇るシャトー・ラフィット・ロートシルト。
1944年からシャトーのテクニカル・ディレクターを務めるシャルル・シュヴァリエは、ブドウ畑の小区画ごとのきめ細やかな管理を実践しています。これは、ただ低収量にするのではなく(実際シャトーの平均生産量は1haあたり50hlと多い)、ブドウ樹にグランヴァンのための適正なセレクションを行うことを意味します。収穫の時期についても慎重に決定され、成熟が頂点に達したら、450名以上の労働者を雇い、ブドウをわずか11日間で摘果。
彼はこれについて、「我々はよいブドウが良いワインを造るという原則を実践している。私の仕事はブドウの能力を十分に発揮させることにある」と言っています。現代的な醸造法を多く試み、また取り入れたものを廃しながらも、そこで重要視されているのは、例えばマロラクティック発酵の促進のさせ方などではなく、圧搾ワインの質を重視することで、投資に関しても同様の哲学が取り入れられています。
ラフィットを形容するとき「気品」という言葉なくしては語れません。圧倒的な熟成ポテンシャルを秘め、長期熟成を遂げたその味わいはボルドーの真髄ともいえる究極のエレガンスを体現しています。
ポイヤックは、ジロンド河沿いから内陸まで競い合うようにシャトーがひしめく村です。5大シャトーのラフィットロスチャイルド、ムートンロスチャイルド、ラトゥールの3つが存在し、他にも格付けシャトー数が多く存在します。アペラシオン全体に存在する大きな砂利が水はけをよくし熱を蓄えるため、ブドウの果実がしっかりと成熟。そのため格別のカベルネ・ソーヴィニヨンが育ちます。出来上がるワインは、清涼感のある杉の木のヒントに、特徴的なスミレの香り、そして濃密なボディの気品ある味わい、そして余韻は終わりがなく、フィニッシュまでポテンシャルの高さを感じさせてくれる逸品です。