ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト[2013]
Le Petit Mouton de Mouton Rothschild13
タイプ | 赤ワイン |
産地 | フランス/ボルドー/ポイヤック |
品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン93%、メルロ7% |
容量 | 750ml |
5大シャトーの中でも 特に明快かつ豪勢なトップシャトー、ムートン・ロートシルトの造る秀逸なセカンドワイン
100年以上も変更されることのなかった1855年のメドックの格付け。それを覆し、第1級に格上げされた唯一のシャトーが、このシャトー・ムートン・ロートシル。
ユダヤ系の大富豪ロートシルト家がこのシャトーを買収したのは、1853年のこと。ところが、その2年後のメドックの格付けで、必ず1級を取ると思われていたムートンは、2級に格付けされてしまいました。これに奮起したロートシルト家は、「1級にはなれないが2級には甘んじれぬ、ムートンはムートンなり」と言い放ち、畑、醸造技術、熟成方法などに改良を加え、1級になるために様々な働きかけを行ってきました。118年後の1973年、4世代にわたる努力の末、 シャトー・ムートンは悲願の昇格を果たします。
その時、「われ1級になりぬ、かつて2級なりき、 されどムートンは昔も今も変わらず」という名句を残したという、有名な逸話が残されています。
シャトー・ムートン・ロートシルトは5大シャトーの中では、最も豪勢なワインと言われています。 カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高く、飲み頃になるまでに時間がかかる長期熟成型のワインです。エレガントなブーケと豊かなボディを持った比類ないワイン。シルクのようなきめ細かさ、アーモンドとすみれの香りを秘めたエレガントな芳香、そして酸味とコクの結びついたバランスの良さは、理想の赤ワインが備えている全ての条件をくまなく発揮しています。
濃厚でしっかりとした骨組みと複雑な香り、力強いニュアンスがあり、熟成を重ねて深みや芳醇さが増します。 複雑かつ親しみやすい、余韻がいつまでも残るような柔らかな味わいです。上質ポイヤックの特徴あふれるワイン。
2013年はエレガントな香りを備え、赤果実やスパイスの香りの表現が印象的。