マルゴー・デュ・シャトー・マルゴー[2017]
Margaux du chateau margaux17
タイプ | 赤ワイン |
産地 | フランス/ボルドー/マルゴー |
品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、プティ・ヴェルド |
容量 | 750ml |
1855年のメドック格付け当時から5大シャトーの先頭を争う高貴なワイン、シャトー・マルゴー。こちらは、そんなシャトーのエッセンスが詰まったサードワイン、マルゴー・デュ・シャトー・マルゴーです。シャトー400年の歴史のなかで2009年に初めて誕生して以来、品質の追求と常に進化を続ける姿勢を体現しています。豊かな香りとフレッシュながら、まろやかさも感じられる優美で繊細な味わいです。
1855年の格付け当時から五大シャトーの先頭を争う高貴なワイン、シャトー・マルゴー。パリ万博の際に行われた格付けでは、最高級の格付け第一級を獲得。さらに、その際に行われた20点満点のテイスティングでは唯一満点評価を受け、名実ともにボルドーワインの頂点へ登り詰めました。
30年にわたりシャトー・マルゴーの最高醸造責任者を務めた故ポール・ポンタリエ氏は、シャトー・マルゴーを「ベルベットの手袋の中の鋼鉄の拳」と表現。そのように女性らしくも力強さを秘めたワインと形容される理由は、第1に優雅で香り高い、マルゴー特有のエレガンス。それに加えて、たっぷりとした果実味と豊富なタンニンを備えていることからです。
ワイン愛好家を虜にするシャトー・マルゴーは、2006年からマルゴー特有のエレガンスを最大限に引き出すため、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高めており、造られるワインも新樽比率100%というこだわり。また収穫においても選果をさらに厳しくし、ファースト・ラベルに使われるブドウは全体の僅か35%前後です。素晴らしいテロワールで育ち、極めて厳しい選果をクリアした珠玉のブドウだけをグラン・ヴァンに使用しています。
ポンタリエ氏が「上質なブドウ果実が手に入れば、醸造はその表現を最大限に引き出すことに全力を尽くすだけだ」と語るように、素晴らしいテロワールを活かしたワインを造るために、栽培から醸造まで全てを徹底しています。そうして生み出されるのがグラン・ヴァン、シャトー・マルゴーなのです。
マルゴーはメドックの最も南、ジロンド河の上流に位置する村で、畑が位置するのも内陸寄りです。砂利質土壌に入り混じった、石灰質や粘土質の土壌が味わいに陰影を与えています。広い村ですがブドウ畑の面積は村の約2割程度であり、五大シャトーの一つ、シャトーマルゴーをはじめとするシャトーが点在。そのため、シャトーごとのテロワールも異なり、様々なタイプが存在するアペラシオンです。よくマルゴーのワインは「女性的」という表現をされますが、実際に飲んでみると多くのワインが非常に厳格な印象があり、「華やかだが、芯は強い」そんな深い女性像を思わせます。
メドック格付け第1級「Chateau Margaux」。そのセカンドワインは「Pavillon Rouge du Chateau Margaux」。そいてサードワインがこちらの「Margaux du chateau margaux」