【2023年7月1日解禁】都農ワイン 尾ノ下エステートシャルドネ#5[2022]
Tsunowine onoshita Chardonnay22
タイプ | 白ワイン(年産約3,100本) |
産地 | 日本/宮崎県都農町/自社管理畑[牧内農園 尾ノ下5区圃場(標高250メートル)] |
品種 | シャルドネ100% |
容量 | 750ml |
2023年7月1日解禁っ!!今作は約3,100本の生産。
自社農園(*牧内農業生産組合)で栽培したシャルドネのみを使用し、オーク樽の中で発酵、熟成、シュール・リーを行いました。シャルドネ自身が持つ果実味、そして、樽発酵による抑制された樽香、喉ごしの柔らかさ。また、樽熟成由来のブーケ、シュール・リーからの旨み。それら全てがインテグレイトされた都農ワインの逸品、尾ノ下エステートシャルドネ#5をご賞味ください。
シャルドネ5区のみのブドウで醸造しました。この園は、黒ボク土質に粘土質の土が混ざる土壌で、果実味が伸びやかで、酸の残りが良いのが特徴です。2022年の冬はしっかりとした寒さが続き良い休眠期になりました。また、萌芽期からも寒暖の差のある春が続き、例年より数日遅い生育ステージで推移。開花は順調にむかえ、雨も少なく、気候に恵まれた開花期となりました。梅雨時期も少雨で、梅雨があけると夏日が続きます。気候には恵まれたものの、樹の生育がバラツキ、成熟期までムラがでました。収穫の判断が難しい状況が続きました。厳しい選果をしながら熟度を上げて収穫しました。2022年は裏年のような作柄で生産量は減りましたが、例年並みの品質で仕込むことができました。
果汁を酸化させないよう作業を工夫し、良質な果汁のみをフレンチオーク樽の中で発酵させました。樽は、フレンチオークのヌベール主体で、トーストはミディアムプラス。新樽と1年樽を組み合わせて樽発酵させました。発酵温度は13度~15度で3週間程度。アルコール発酵終了後は、6ヶ月間樽で熟成させ、その間、酵母と接触させるシュールリーを行い、複雑味と味わいの厚みを持たせるようにしました。そして、シャルドネ自身の持つ果実味、味わい深さを引き出すよう醸造に努めました。
ハチミツやリンゴの蜜のような凝縮感のある甘い香りが第一印象です。そこへ、柑橘や梅のような少し酸味を感じる爽やかな香りが加わります。時間が経つにつれ、パイナップルやキウイなどの南国果実を思わせる香りが広がりはじめ、ラフランスやバナナのようなふくよかな甘い香りに変化していきます。
まだ若さのあるきりっとした印象ながらも、味わいは塩味やミネラル感などの絶妙な苦みと酸味が前面に感じられるドライな飲み口です。香りで感じる甘い印象はワイン全体のボリューム感につながり、ただ飲みやすいだけではなく、飲みごたえのあるリッチな味わいをプラスしてくれています。また、ほのかに感じる樽のニュアンスも落ち着いた印象を与え、全体をまとめてくれています。
ブドウのポテンシャルを最大限に引き出した都農産シャルドネの魅力が楽しめるワイン。心地よい酸味とフルーティー感が最高。樽発酵 樽熟成 正統派シャルドネ。